(コラム)子宮頸がんと子宮頸がんワクチン

第5回:子宮頸がんワクチンは2種類あります

現在、日本で接種できる子宮頸がんの予防ワクチンは、2種類あります
現在、日本で接種できる子宮頸がんの予防ワクチンは2種類あります。
1. サーバリックス:HPV16型と18型の2つの型に対して感染予防効果を持つワクチン
2. ガーダシル:HPV16型と18型に加えてHVP6型と11型の4つの型に対して感染予防効果を持つワクチン


子宮頸がんを予防する効果はサーバリックスとガーダシルのどちらが優れている?
HVP16型と18型の感染を予防して、子宮頸がんを予防する効果は全く同じです。副作用も同じです。

コンジローマの原因であるHPV6型と11型の感染を防ぎたい方は、ガーダシルをお勧めしています。



外陰上皮内腫瘍
外陰上皮内腫瘍は、外陰がんに先行して見られる場合がある腫瘍で、HPV感染が原因となっているのは半数程度です。
外陰がんは女性性器の外陰部に発生するがんで、婦人科のがんの約3%を占めます。


膣上皮内腫瘍
膣上皮内腫瘍は、膣がんへ進行する可能性がある腫瘍で、HPV感染が主な原因です。膣がんは、女性性器の膣にできるがんで、女性性器がんの約1%を占めます。


膣上皮内腫瘍
直径1〜3ミリ前後の良性のイボが性器や肛門のまわりにできる病気です。痛みやかゆみがほとんどなく、さまざまな形状のイボができます。大きくなるとカリフラワーやニワトリのトサカのような状態になることもあります。再発しやすく完治はむずかしいといわれています。



妊娠している女性が尖圭コンジローマを発症していると、出産するときに、産道で赤ちゃんにHPVが感染してしまう可能性があります。生まれてきた赤ちゃんがHPVに感染した場合、ごくまれですが、のどにイボができる再発性呼吸器乳頭腫症(RRP)を発症してしまうことがあります。この場合、声が枯れたり、イボが大きくなることで呼吸困難になり、命にかかわることもあります。イボを取り除くため、10回、20回と手術を繰り返すことがあります。膣内にコンジロームが多発している場合や非常に大きなコンジローマでは帝王切開が必要となることがあります。
ガーダシルは、子宮頸がん以外に、尖圭コンジローマにも予防効果があります。