(コラム)更年期障害

現代女性は過剰なストレスで心身ともにおしつぶされそうになっています。
その影響が更年期障害の若年化、長期化というかたちでわたしたちのからだとこころに変化を起こしています。 更年期を早めない、長引かせないようにするために更年期に関する知識を深めていただき、
当院では更年期ケアをライフスタイルから治療までご提案します。

第5回:更年期がはやい人は・・・

卵巣が老化するということは閉経を迎えて生殖機能を失うだけではありません。

閉経を向かえるということは月経がこなくなって生殖能力を失うだけではなく 女性ホルモンも
分泌されなくなります。
人生の寿命を迎えるまでの30余年間、女性ホルモンなしで生きていくことになるのです。
実はこの女性ホルモンですが、昔から子宮や乳腺に働きかけることは知られていましたが、近年になって、子宮、乳腺以外にも骨、血管、関節、腸、脳、尿路、皮膚など多くの臓器に働きかけて
全身を若々しく保つ働きがあることがわかってきました。

更年期以降の人生で生活の質を大きく左右する心身の代表的な症状として
骨粗しょう症による脊柱椎体の圧迫骨折による亀背
 (背中が丸まったご婦人)や大腿骨頚部骨折による寝たきり
動脈硬化の進行による心筋梗塞、脳梗塞による心身障害
肩、膝、腰など大関節痛による運動制限
認知症などの脳機能低下、憂鬱などの気分障害、睡眠障害
尿失禁、頻尿などの排尿障害
女性器の萎縮による性交障害
お肌のシミ、シワ、たるみ、乾燥、キメの乱れなどいわゆるお肌の老化


上記にあげたものは極々代表的なものにすぎませんが、
こういった人生の質を大きく左右する病気や症状は女性ホルモンが分泌されなくなるとリスクが間違いなく増えていきます。
気が付かれた方も多いと思いますが 卵巣の老化が全身の老化を引き起こす一つの大きな要因なのです。
卵巣の老化が早い女性は確実に全身の老化も早く進みます。
若い時代に分泌されているはずの女性ホルモンが何らかの理由で分泌されていない女性も老化は早く進みます。

いろいろな後天的な影響を受けやすい卵巣機能。
卵巣を大切にしてその寿命を全うさせましょう。